新年度を前に

  • 2018.03.27 Tuesday
  • 19:53

皆さま、明日明後日で、存じあげている先生方にメールを出しますが、ここにも…。

 

1)新年度に向けて、「睡眠の安全:2018」を掲載しています。園で、地域で、自治体で、どうぞお役立てください。
http://daycaresafety.org/topics_sleep_2018.html

 上のページの冒頭にありますが、イラストで見てわかる「保育の安全シート」シリーズを始めました。次は「緊急時のすることリスト」、そして「水の安全」と続く予定です。

 

2)5月の連休明けには、翻訳書『3000万語の格差 : 赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ』(ダナ・サスキンド著、掛札訳、高山静子先生解説)が明石書店から出ます。保護者にも保育者にも具体的に役立つ内容です。「待機児童問題」の根本的解決につなげる希望も持ちつつ…。一般書店、ネット書店でもご購入いただけます。


3)ウェブサイトもあちこち更新していますが、4月の頭にかけて
・ケガ、特に頭頸部のケガをどう扱うか
・給食の異物混入、アレルゲンの混入をどう扱うか
などを掲載します。

4)苗を購入なさる時期だと思いますが、ミニトマトの栽培はおやめになったほうがよいと思います。

http://daycaresafety.org/topics_main.html#topics_anzen

 

5)こちらのAー0の文書、Bー1の掲示やお手紙も必要に応じてお使いください。

http://daycaresafety.org/topics_main2.html

 

6)4〜5月はウェブサイトの整理作業も並行して進めますので、時々、サイトが見づらくなることもあるかと思います。ご了承ください。

 

新しい年度も、子どもたちの命を守り、充実した保育を進められるようお手伝いをしてまいります。

 

では、年度末、年度初め、焦らずぼちぼちまいりましょう〜! 時々、深呼吸を (^^)

 

掛札逸美

「最善の利益」、白玉、もうひとつ

  • 2018.03.02 Friday
  • 13:13

皆さま、

 

掃除魔の私がほぼ1か月近く、家の掃除をしておりません。いつになったら掃除ができるのか…。床の上の紙やらなにやらだけでもなんとかしないと、「滑って転倒」のリスクが。

 

さて、1)ゆみこ先生。お尋ねの件ですが、ごめんなさい、私にはわかりません。どんなものであれ、「他の子となにか違う子ども」に対する対応は、その学校のこれまでの歴史、地域の文化などによって、(同じ日本でも)かなり違うので…。米国ですら、「子どもの話に親が出てきた」というだけでまわりの子どもたちがいっそう、その子どもに対してネガティブな行動をとることはありますし。ただ、ひとつだけ言えるのは、親であるゆみこ先生がお子さんを支える、愛するという部分で揺らがなければ、お子さんは生きていけるということです。そこらへんを言葉に出さないのがこの文化なのですけど、お子さんに、はっきり言葉で「誰がなんと言おうと、あなたは私の子どもで、私はあなたを愛しているから」と伝え続けてください。

 

2)次は、shojiroa先生。

「我が園では白玉粉に同重量の絹ごし豆腐を混ぜてお団子を作って子どもに提供しています。窒息予防の観点から、このレシピで提供するのはどうでしょうか。検食してみたらやはり粘りはありますが、柔らかく食べやすい状態ではあります。」

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お答え。私が知る限り、「つるん」が危険なのであって、「柔らかくて食べやすい」は無関係です。そして、「豆腐を混ぜれば」「〇〇を混ぜれば」を咀嚼の科学として証明した実験はありません。保育園の伝説です…。さらに、「白玉」と名づけている以上、それは、内閣府のガイドラインが「避けることが望ましい」としている献立です。よって、私は「それなら安全です」とは決して言いません。ごめんなさい、

 

3)さらに、はまゆげ先生から。皆さん、ご意見をくださいませ! 

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 「『子どもの最善の利益』を保障する:年度末、年度初めに保護者に伝える基本文書」を、在園児向け新年度説明会で使用しました。内容は変えず、なぜこの園でこういった文書を配り、説明するのか。をていねいに保護者へ伝えました。否定的な、心配をするような意見が出るかと予想していましたが、今のところは出ていません。説明会終了後の保護者とのやり取りからも、理解を得た感触はありますが、これからの園の対応次第でしょうか。
職員にも説明しました。「保護者にこのような説明をしているということは、みんなが保育をしやすくなるとともに、より専門性を求められるんだよ。」と。

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 話は変わりますが、気になる記事があります。
「噛みつき」で子どもや園の責任を問えるか?という記事
荒川区の0歳児保育「一揆」の勝利についてーあるいは現代日本における「ボイス」の可能性


 一つ目の記事、おっしゃる通り、かみつきで訴訟を起こされてはかないません。「なんだかなぁー。何でもかんでもWEBに載せないでほしいなぁ。保育園側のことは知らんぷりかい!」と嫌な感情が出ました。
そして、二つ目の記事のように、声を上げれば変わる、変えられるということも、いい側面もあれば、半ば脅しのような形でも通るよ、変えられるよ。という風にも受け止められました。
 それぞれの立場、背景などを無視しても、一定数の理解が得られれば良いのでしょうか。荒川区の保育時間を擁護するわけではありません。が、どんな叫び方をしてもよいのでしょうか。

 私たち現場としても、『ボイス』を発すれば、社会の見方が変わるのでしょうか?(個人的に、何でもかんでもカタカナを使うのは、薄っぺらい感じがしますが、あえて声ではなく、ボイス。)
 皆さんのご意見を伺いたいです。

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