「3000万語」の感想。散歩の安全

  • 2018.06.09 Saturday
  • 18:10

1)ゆき先生から、『3000万語の格差』にこんな感想をいただきました。嬉しいです〜! ありがとうございます!

 

 本を読むのが好きな保育士です。図書館でいろいろ探しては、おもしろそうだな〜と思う本を借りてきては読んでいます。内容に説得力があり、興味をもってぐんぐん読んでいきました。ただ、途中、難しいことが書いてあり、理解するのに、2度読みしているうちに集中力がなくなって、完璧理解はできずで残念したが。
 「応答的な関わりが大事だよね」とよく、仲間で話をしていましたが、その理屈を今ならわかりやすく、保護者に伝えられそうです。大変参考になりました。
 最後の方に書いてありました保育についての考え方も「そう、そう、そうなんです〜」と叫びたいぐらい同感しました。もっと保育を大事にしたいと思いました。また、ここで掲載されている内容から安全に対する情報を集めたり、学んだりしてがんばります。

 

2)アキ先生からのご質問

 

 いつも拝見させていただいております。先日は研修会で貴重なご講義ありがとうございました。私立保育園の看護師をしております。2点ご質問させてください。

 1点目:お散歩に行く際、歩き方(お子さんの年齢、保育者の配置など)安全基準はありますか? 当園では園庭があり、戸外遊びを重点的に行っておりますが、園の外にお散歩に行く際に、どうやって歩くか(お子さん同士で手を繋がせるか等々)はかなり該当保育士の考えに左右されます。保守的な保育士と楽観的な保育士ではお子さんの歩かせ方にかなり差があり、またそれを指摘できない風潮もありますので、歩き方の安全基準があれば統一できるかと思い、ご質問させていただきました。
 2点目:ヒヤリハットの共通理解が難しく、タイムリーな共通理解も困難(保育士の考え、環境等々様々な壁があります)なため、同じようなヒヤリハットが多発しています。ヒヤリハットレポートについても看護師管理で、保育士は月1度の提出をそつなくこなせばいいや…という姿勢が見て取れます。事例検討や朝礼での周知、クラスへの指導等行っていますが、なかなかうまくいかず、事務所に掲示し、職員会議で話しをしても、意識の高い人しか見ない…という現象が起き、このままでは重大事故が起きてしまうのではと危機感があります。何かいい方法があればご教授ください。お忙しいとは思いますが、よろしくお願いいたします。

 

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 まず、散歩ですが、安全基準自体はどこにもありません。一時期、いろいろな園のお散歩にくっついて歩かせていただくことがありました。そうすると…

・手をつなぐと、子どもが「共倒れ」になることがある

・「この2人が手をつなぐと、片方が共倒れになりやすい」という組み合わせがある(片方が走り出すタイプとか、急に止まるタイプとか)

→ なので、必ずしも、いつも手をつながせることが良いわけではない(一人で歩いたほうが安全で、一人で歩いても大丈夫な場所)

→共倒れになったとしても、手をつないでいれば、急に走り出したりして危ない時の抑制にはなる、という考え方もある

 そうすると、「手をつなぐことによる価値」と「手をつなぐことによるリスク」を天秤にかけて、「この場所は手をつなぐ」「この場所は一人でもいい」「この子は保育士が手をつなぐ」といった判断をするしかないのではないかと思います(…というか、すでに、していらっしゃるのではないかしら)。

 私個人としては「いつでもとにかく手をつながせる」というのは、変かなと。子どもだって自分のペースで歩きたいでしょうし、緑道などのようにある程度、安全な場所なら、列が長くなりすぎないようにしつつ、自由に歩かせてあげたらいいように思うのですけれども…(私が想定しているのは、都市部で歩道や緑道などを通って公園に行くようなことを想定しています。農業地帯で歩道がない、車道の横に用水路があるといった場合は違ってくると思います。アキ先生、ご意見をください。

 

 ヒヤリハットですが、「悪いこと」という枠組みで出してもらうと、人間、なかなか出しません。そうではなく、「報告してくれてありがとう」を増やそうという枠組みにしてはいかがでしょうか。「安全に関するトピックス」の1−1(気づきを活かす)に書いてある内容なのですが、こちらはお読みになっていただけたかしら? 特に、「落ちているものや破損している箇所」などの気づきは、誰も責めない気づきが多いので、「とにかく出す!」という空気を作るには効果があります。こちらも、アキ先生、ご意見をくださいませ!

コメント
管理者の承認待ちコメントです。
  • -
  • 2018/06/09 9:46 PM
管理者の承認待ちコメントです。
  • -
  • 2018/06/13 7:59 PM
先日はお忙しい中、丁寧なお返事をありがとうございました。また、返信が遅くなりすみません。
当園は西東京にあり、園の近くには広い道路と狭い道路が混在しています。広い道路は歩道と車道が分かれ、ガードレールが設置されていますが、少し歩くと道が狭く、園児の横を車が通るような状況です。大きな用水路や側溝はありませんが、近くにショッピングモールがあり園周辺の交通量は多めです。
今回のお話を伺って、どこでも、何歳でも漫然と手を繋いで散歩するという暗黙のルールを見直し、クラスで手を繋ぐ時、手を繋がなくていい時等々の話し合いをしてもらうようにしました。また、ヒヤリハットについても、無記名の付箋作戦をやってみようと思います。(考えてみれば、ヒヤリハットを書きなれている看護職と保育の先生とでは全く受け入れが違いますよね…少し焦りすぎていたかもしれません。)
今回の相談で色々な気付きを得ることができました。ありがとうございました。素敵な成功があればご報告させていただきます。
  • アキ
  • 2018/06/15 4:36 PM
アキ先生、東京の西側は住宅と自然が存在しているから、なかなか難しいですよね…。やはり散歩ルートを考えながら柔軟に、が大事だと思います。

ヒヤリハット以前の「気づき」が出るよう、「報告してくれてありがとう」「書いてくれてありがとう」で参りましょう (^^)
  • かけふだいつみ
  • 2018/06/16 11:35 PM
小学1・2年生「兄弟学級」というので遠足時に2人手をつないで歩いていました。坂道で片方児童が転倒、手を離せずもうひとりも転倒。手を繋がれていた児童は急な出来事に、手をつけず顔面から転び歯牙損傷、唇挫創、顔面殴打となりました。
  • かな
  • 2018/07/16 12:04 PM
かな先生、ありがとうございます。

そうなんです…、おっしゃるような「巻き添え」が起こるんですよね、手をつないでいると。急にはふりほどけませんし。私は、個人的には、「巻き添えがあってもいいから、誰かの抑止力があったほうがいい」という場合だけ、手をつなぐべきだと思うのですが、いかがでしょうか。
  • かけふだいつみ
  • 2018/07/20 2:19 PM
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