梅干しの塩分について

  • 2017.08.11 Friday
  • 11:02

りょう先生からご質問をいただきました。

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 園で毎年、梅干しを作っています。塩分18%です。 
 なぜ減塩でないかというと、梅干しについて、「梅干しの塩分は血圧を下げ、身体を弱アルカリ性にできる世界最強のアルカリ性食品である」と藤清光氏の食育研修から影響を受け、園で梅干し作りとお米作りを始めたためです。

 でも、先日ニュースで目にした「食塩中毒」という言葉にドキッとしました。梅干しのリスクはどうすればよろしいでしょうか?

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掛札も調べてみますが、どなたか、ご存じでしたら教えてくださいませ!

 

コメント
いつも大変お世話になっております。

救急科専門ではないですが…
食塩中毒ですが、下記資料の通り、中毒症状を起こす量はかなり多量であり(15kgの子で7.5-15g程度)、例え18%の食塩が全部大きめの梅に染み込んだとしても、保育園で1-2個食べるレベルで気にすることはありません。特に汗をかく夏場には。
http://www.j-poison-ic.or.jp/tebiki20121001.nsf/SchHyodai/425D17BCD80899A8492567DE002B8A0E/$FILE/M70106_0100_2.pdf

また、食塩中毒は幼児小児に一般的には起こりにくいとされますし(英語しかevidence見つからないので、掲載せず)、高ナトリウムだけでなく中毒レベルというのは成人でも認知症がある、自殺企図以外一般臨床で出会うことはかなり稀かと思います。
梅干し食べるような子は2-3歳以上でしょう?食塩中毒になる前にまず喉乾いて水飲みますからネ…(^-^;
  • 内科医ママ
  • 2017/08/12 10:46 PM
内科医ママさん、ありがとうございます! 日本中毒情報センターって、こういう情報シートも出しているんですね〜。家庭の事故から離れるとこの分野のことを忘れてしまって…。

あの塩分中毒の事件(事故ではないような…)も、なにがあったのか、早く明らかにしてほしいものです。
  • かけふだいつみ
  • 2017/08/14 10:27 AM
東京新聞にも載っていたので、コピーしますね。最初のデータは、内科医ママさんが引用してくださっているものです。

----東京新聞、8月15日

(略)1歳児の場合、小さじ1杯の食塩で死亡する恐れがあるという。では、どの程度の食塩が適量なのか。乳幼児の適切な食塩の取り方や、熱中症対策としての塩分補給について専門家に聞いた。

 食塩から得られるナトリウムは人間の体に欠かせない栄養の一つ。しかし一度に大量に摂取した場合、頭痛や嘔吐(おうと)などの症状が出るほか、重症化すると意識障害やけいれん、くも膜下出血などを起こして命を落とす危険もある。

 日本中毒情報センターのホームページによると、体重一キロ当たり最低〇・五グラムの食塩で中毒症状が現れるとされ、一〇キロ前後の一歳児だと小さじ一杯程度(五〜六グラム)の量。東京女子医科大腎臓小児科の服部元史教授(58)は「乳幼児は水分を調節する働きが未熟。万が一摂取したら中毒になりやすい」と推測する。

 ただ、「これだけの量を飲み物から取るには、海水をコップ一杯飲むような濃度になり、塩辛くて飲めない。口から大量に取ることはまずないので、心配する必要はない」と話す。

 乳幼児に与える食塩の適量はどれくらいなのか。厚生労働省は、一日に摂取する目安量を生後六〜十一カ月で一・五グラムとし、離乳食は薄味を勧める。素材の味やだしのうま味を生かすのが基本だが「三回食になる九カ月ごろからは食塩が使える。ごく少量加えると、味に変化がついて食欲が出てくる」と管理栄養士の太田百合子さん(56)。

 太田さんによると、離乳食一回の調理に使う量は九カ月からで〇・一グラム、一歳からで〇・四グラムほど。二本指でつまむと〇・五グラム程度といい、だいたいの目安になる。
 一方、厚労省は塩分取り過ぎを防ぐため、一〜二歳の男子で三グラム未満など、年齢別に一日当たりの目標値を定めている。太田さんは「食塩の取りすぎが気になるのは、外食などで大人の食事から取り分けたとき。麺のつゆを入れないようにしたり、次の食事を薄味にしたりして調節を」とアドバイスする。

 熱中症が心配な夏場は、塩味を売りにした食品が店頭に並ぶ。水分と同時に塩分の補給も必要と思いやすいが、熱中症に詳しい帝京大医学部救急医学講座の三宅康史教授(57)は「炎天下で肉体労働やスポーツをして大量の汗をかき、ナトリウムが失われた場合は別だが、三食きちんと食事できていれば、大人も子どもも基本的に必要ない」と話す。

 厚労省の国民健康・栄養調査によると、大人一人が一日に摂取する塩分の平均値は十グラム。世界保健機関(WHO)が推奨する五グラム未満、日本高血圧学会が目指す六グラム未満をはるかに超え、逆に取り過ぎなくらいだ。

 三宅教授によると、熱中症の応急処置でも塩分は必要ないという。「冷たい水やお茶を、むせないように本人に持たせて飲ませる。しっかり持てないなら救急車を呼んで」と話す。

 熱中症対策で特に注意が必要なのは乳幼児。腎機能や汗腺の発達が未熟で、呼吸や皮膚から蒸発する水分量は大人の二倍以上のため、服部教授は「汗をかいていないように見えても、こまめに水分補給を」と呼び掛ける。

 ただ、夏風邪や急性胃腸炎で下痢や嘔吐がひどい場合は、塩分も補う必要が出てくる。「早めに医療機関を受診し、医師の指導の下で(脱水の治療に使われる)経口補水液を飲んで」と服部教授。十分に食事が取れない高齢者も、脱水や熱中症を防ぐのに経口補水液が適している。

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以上です。
  • かけふだいつみ
  • 2017/08/17 9:27 AM
大変勉強になりました。
これで安心して(食塩中毒については)子どもと梅干しを食べれます。
  • りょう
  • 2017/08/19 12:41 PM
りょう先生、また、いつでもどうぞ!
内科医ママさん、いつもありがとうございます!
  • かけふだいつみ
  • 2017/08/21 10:15 PM
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