熱がない時の嘔吐、下痢(と、伝え方)

  • 2017.11.23 Thursday
  • 12:57

下の、かんこ先生のお尋ね、皆さん、お願いしまーす、ご自身の園の方法や考え方を書いてください。私、しつこく言いますよ、なにもかも「お互いさま」です。なんでもかんでも、もらいっぱなしは最終的に人生の大損につながります。自分ひとりですべてをすることができない以上、人はまわりからいろいろな助けをもらって生きています。だから、なんでも共有!です。

 

あ、あと、ブログのカテゴリーに「感染症、嘔吐、下痢」を足して、最近の感染症関係のスレッドをこのカテゴリーに移しました。

 

さて、「熱がない子どもが嘔吐、下痢をした時、保護者にいつ(例:何回嘔吐したら?)、どのように伝えるか」というご質問を研修会でいただきました。大事なのでこちらに。ただ、私にはわからない話なので、並木由美江先生(この保育の救急訓練のビデオを作った先生)にうかがいました。以下の通りです。後に私の意見(コミュニケーションの方法)もついています。皆さんのご意見も、ぜひお聞かせください。

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(並木先生の回答)

 いつもと違う症状があった場合の連絡についての質問についてのお答えですが、保育現場で毎日関わる悩みでもあります。

 『感染症対策ガイドライン』などでも、おおまかな目安でこのくらいなら保育可能、このくらいで保護者連絡、このくらいで病院受診など示されていますが、子どもは皆それぞれ年齢や体質、熱やお腹がデリケートなど、ありますよね。ですから、その日初めての嘔吐や下痢でも、その時に保育園がした手当てと経過を、午前中の症状であれば保護者の昼休みの時間あたりにお知らせしておくとよいと思います。そして、その後の経過で、保育の中で配慮できることも伝え、場合によっては受診を勧めたり、お迎えをお願いすることと、お伝えしています。こうすることで、保護者が仕事のやりくりをして、お迎え要請に対しても準備できます

 嘔吐下痢で熱はなくても、「お腹の風邪」といわれる感染性胃腸炎の流行するこれからの時期は、嘔吐下痢の症状から脱水、発熱、と症状が加わっていくことがあります。早めの適切な連絡は、保護者にとっても子どもにとっても助かることになると思います。

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 掛札のおまけ(感染症流行時期の前に伝えること、そして、電話で伝えること)。この手紙(B-1の「体調が悪化する/した時のために」)も今のうちに、下の2のひとつとして出すようになさってください。

 

1)熱や嘔吐、下痢などの体調不良(変化)を保護者に電話で伝える際、受診や早いお迎えを強く勧めることは、コミュニケーション上、避けてください1−8で安全行動における「目先」の話を書きましたが、仕事中の保護者も「目先(=今、している仕事)」に没頭した状態です(人間は常に「目先」優先)。そこに電話を受ければ、(心配であるからこそ)「今、している仕事」と「子どもの体調不良」の間で心理的に引き裂かれた状態になります。「迎えに来てください!」と強く言われれば、感情的にもなります。

 ですから、並木先生が書いている通り、「体調がおかしいぞ」という時に早く、「今、〜ちゃんがこういう状態ですので、お知らせしますね」と平(たい)らかに伝えます。保護者が「今は迎えに行けません」と言ったとしても、この状況では十分、園側で対応できているでしょうから、「お迎えに行けません」に対しては、これまた平らかに「あ、はい。〜ちゃんが嘔吐(下痢)をしたので(または発熱し始めたようなので)、まずはご一報申し上げました。体調をみながら、熱も測りながら、1時間後にまたご報告しますね」と伝えます。そして、たとえば1時間後に熱が下がらない、あるいは、たとえば2時間後にまた嘔吐、下痢をした場合には、「ご報告をさせていただきますね。〜ちゃんが…」と平らかに伝えます(明らかな「体調の急変」の時は、別です)。

 なぜ、このような継続的で、冷静な報告(「お迎え要請」ではなく)が大事かというと、最初の電話の時は「会議の直前!」といらだった(+心配な)保護者も、1時間後や2時間後の電話の時は、「会議が終わったし、これで帰っても大丈夫かな」と思えるかもしれないからです(これが、並木先生が書いている「仕事のやりくり」の、実際の心理・行動)。人間、予測していなかったことが急に起きると驚き、感情的になりますが(一度目の連絡)、その後(二度目の連絡以降)は当然、冷静を取り戻し、「仕事」と「子どもの体調」の間のバランスを考えられるようになる確率が高いからです(驚きと感情の話は、コミュニケーションのトピックスのこちらの解説)。

 もちろん、保護者から「どうしたらいいでしょうか?」と訊かれたら、「できれば、病院に受診できる時間にお迎えに来ていただいたほうがよいと思います」と答えるのでしょうけど…。

 

2)感染症流行時期の前(=今)に伝えておくこと

 今の時期、「感染症がこれから流行します」という事実の他に、「子ども(特に乳児)は、自分で体調の異常や具合の悪さを表現できないため、嘔吐や下痢、熱の裏にある急変を見逃す危険性もある」「体調が悪いなと思ったら、早めに受診をして、自宅でゆっくり過ごすことが、早く元気になるためにも大切」「保育園では体調が悪いお子さんを見守るけれども、嘔吐や下痢、熱が続く場合は、体調の悪さの裏に何か重大なことがないかどうか調べてもらうべく、受診できる時間にお迎えにきてほしい」といったことをことあるごとに伝え、「あなたの/皆さんの大事なお子さんをお預かりしている私たちは、お子さんの体調の変化を定期的に、電話でお伝えします」と先に言っておきましょう。

 こうした内容を、実際に熱があったり、嘔吐下痢が起きた時に言っても、「目先」と「心配」の間の心理状態の中にいる保護者には伝わらないこともあります。感情的に「おおげさに言ってる」「脅かさないで」と思う保護者もいるでしょう。それでは逆効果なのです。あくまでも、こういった内容は、感染症が流行する前、あるいは、その子ども(たち)が元気な時に、冷静に伝えることです。

 

3)「オオカミが来た」を起こさないために

 子どもが何時間も熱を出していても、嘔吐や下痢をくりかえしていても、それが命に関わる結果になることはまずめったにありません(きわめて稀ですが、亡くなっている事例はありますし、それがどの子どもに起こるかはわかりません)。そうすると、「目先」と「心配」にはさまれた心理状態になってお迎えにきた保護者は、子どもを見てホッとした気持ちもあり、「目先」と「心配」の間で悩んだ感情もあり、たいてい、「ああ、思ったより元気だ」「よかった、たいしたことないじゃない」という感情に向かいます。「オオカミが来た」の状態です。

 そして、次に「熱があります」「嘔吐、下痢です」と園から電話が来ると…。「この前だって、あんなに元気だったし…」と、ここで「オオカミが来た」状態が強くなります。人間の楽観バイアスとあいまって、これはなかなか消すことができません。ありがたいことに、子どもはまず亡くならないからです。極端な話、「38度の熱が4時間続いたら、1歳児は必ず昏睡状態になって、亡くなります」という話なら、こうした「オオカミが来た」は起こらないのです。でも逆に、ごく稀ではありますが、体調の変化後、数時間、数十時間以内に亡くなるお子さんもいるのが事実です。

 だから、保護者に体調不良の電話をした時に、上の2)で書いたようなことを言うべきではないのです。2)の内容を電話で言えば、「大げさに言って!」を強化するだけだから、です(もちろん、伝える側の言い方にもよりますから、「絶対に、こういうことを言ってはいけない」とは私も書きません)。

 2の内容はあくまでも、子どもが元気な時、感染症が流行する前に伝えておきます。

 

 

吐しゃ物がついた「職員のエプロン、服」の扱い

  • 2017.11.11 Saturday
  • 21:22

10月24日の「園での与薬は1日3回」のスレッドにコメントをいただきました。その後、睡眠チェック、吐しゃ物、餅つき(再掲)、ホメオパシーと続いております。皆さま、ご利用ありがとうございます! どうぞ、ご意見、アドバイスも書き込んでくださいね。なにごともお互いさま!ですから (^^)v

 

さて、かんこ先生からお尋ねです。今回も吐しゃ物。

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新設園にて保育園看護師をしています。
最近嘔吐が多いのですが、職員の服が吐物で汚染された場合、エプロンなどの服はもちかえり家で洗濯、いちばんは破棄だと思っているのですが、職員から「汚いのでもちかえりたくない」「洗濯機を園で回したい」と希望がありまして…。対応に困ります。
園には1つしか洗濯機がなくて、食事用エプロンなどもつかっているのでウイルスを考えると…。
区へ問い合わせがいちばんでしょうか?

ーーーー

 

これはねえ〜、自治体に聞いても「好きにして」と言われそう…。洗濯機をもう一台買ってくれるわけでもないでしょうし。はい! 皆さん、自園ではどうしているか、教えてください。お願いします。

ホメオパシーについて

  • 2017.11.08 Wednesday
  • 22:35

フジ先生からお尋ねをいただきました。

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入園してから、ホメオパシーを実践していることを知った園児が在籍していまして、対応にすごく困っています。産まれてこの方、何のワクチンも打っていないとのことです。保護者の方と話を重ねましたがワクチンは悪という信念があり、話が全く噛み合いません。他の園の方で経験された方がいればなんでもよいので情報が欲しいです。私自身ホメオパシー療法の意味がさっぱりわかりません。しかし検索すると立派なサイトがあります。保護者が良いと思っても無理ない内容です。

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 皆さんのご経験、対応をお書きください。ホメオパシーについては、NPOサイトのトップページ「最新情報と大切な情報」に置きっぱなしにしてあるこちらのページにも書かれています。

http://www.sciencecomlabo.jp/index.html

(「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」、左側の「民間代替医療」の中にリンクがあります。)

 ただ、これを見せて「だからホメオパシーは」と言っても無理です。そこが人間の信念の難しいところでありまして…。予防接種に関しては、園医から説明してもらうことはできませんか? 感染症などでも、おそらくホメオパシーで治そうとしていると思うのですが…。

 

 人間にとってプラセボ効果は重要ですので、「効く」と思って使っていれば多少は効きます。それに風邪や多少の感染症なら、どのみちそのうち治ります(そして、プラセボ効果を「効いた」と思う)。もちろん、たかが風邪でも重症に陥ることはありますが稀なので、そういった方たちのお子さんはおそらくたいてい、大丈夫なのです。

 ただ、園に免疫学的弱者(病気や病気治療で予防接種を打つことができない)であるお子さんがいたりしたら、これはまったく別の話です。予防接種は個人防衛でもありますが、集団防衛、免疫弱者保護の方法でもあるからです。あるいは、アトピーなどで皮膚がバリバリになっていて出血、他の子どもにも…となると、他の保護者が黙っていないでしょう。そこらへんも含めて、皆さんのお話をお聞かせください!

(かけふだ)

餅つき(再掲)

  • 2017.11.08 Wednesday
  • 22:24

餅つきの季節になりましたので、2015年に書いたスレッドを再掲しておきます。書き足すことがあったら、後で。

http://blog.daycaresafety.org/?eid=33

吐しゃ物や血液がついた衣服を返す時

  • 2017.11.07 Tuesday
  • 22:14

気がつくともう11月…。あらあら。

 

さて、トモ先生から質問をいただきました。ちと長かったので、要約します。

1)その子ども本人の吐しゃ物や血液がついた服を、そのまま保護者に返すのはわかるのですが、

2)他の子どもの吐しゃ物や血液がついた服はどうすればいいのでしょうか。

 

1)はい、信頼する保育園看護師さん複数に確認しましたが、保護者の方にビニール袋に入れたままお返しします。保育園における感染拡大を予防するためです。でもこの時、「はい! 家で洗ってくださいね」と言って渡しただけでは、そのお子さんの自宅で感染が拡大する危険性も…。ですから、保育園でしている対応を紙などに書いて一緒に渡しましょう、とのことです。この紙は、ひな型にできるかもしれませんので、ちょっと考えてみますね。

 

2)他の子どもの吐しゃ物や血液を家に持って帰っていったら、当然ですが、そこで(無駄に)感染が拡大しかねません。この場合は保育園で処理します。ノロウイルスを想定して、感染症ガイドラインの29ページの通りにすればいいわけです。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku02.pdf

 ただし、次亜塩素酸は服の色が落ちます(上の1の条件で、保護者に伝える時は「台所用ハイター等の漂白剤(塩素系)で消毒してくださいね。洗濯用のハイター(酸素系)ではなくて」と言わないと意味がありません)。色が落ちては困る場合、85度以上のお湯を使います(ガイドライン)。私が看護師さんからうかがった方法はたとえば…

・ビニール袋を2枚重ねてバケツに入れ、その中に汚れた服を入れる。

・ビニール袋の中に、湯沸かしポットのお湯(再沸騰などして98度程度?)を入れる。こうすれば、バケツの消毒を省略できる(湯がこぼれない限り)。くれぐれも、「服が入っているビニール袋の中」に熱湯近いお湯を入れてくださいね! ビニール袋の外(=バケツの中)じゃないですよ。

・1分以上そこにつけておく。

 

3)こうした処理のことも保護者に伝え、「汚れたり、消毒で色落ちしたりしてもいい服、あるいはきっぱり捨ててもいい服を」と伝えることも大事でしょう(ここもひな型化できないか、考えます)。夕方のお出かけなどを見越してよい服を着せて登園する時は、朝の受け入れの時点で着替えればいいのですものね。

 

とりいそぎ、こんな感じです。

 

掛札

睡眠チェックについて

  • 2017.11.01 Wednesday
  • 19:23

 

ぐーちゃん先生からのお尋ねです。通常ですと最初の行の内容は削除するのですけど、翻訳の粗訳が終了し(頑張れ、4月刊!)、ちょっと疲れた〜の掛札には嬉しかったので、残してしまいました。

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先日は、研修会でお世話になりありがとうございました。こんなに頼りになる先生がいたのだと知り、大変有難い気持ちになりました。ありがとうございます。

現在、睡眠チェック表について検討中です。
早速ですが、睡眠チェックについてですが、自治体の考えを確認するべきとのことでしたが、先生のお考えは、2歳児のチェックは必要だと思われますか? そして、確認ですが、0歳児は5分、1歳児はやはり10分を目度にチェックをして、気づいたことのみを簡単に記載し、その情報を職員が共有し、保護者に伝えるということで宜しいのできますでしょうか?
因みに、現在当園では、1歳児からの入所となっており、睡眠チェックは、1歳児のみ、15分おきにチェック。予め、名前が記入されているものを使用しております。
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご回答宜しくお願い致します。

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1)2歳児も睡眠中に亡くなるリスクがある程度ある、というのは、こちら(安全に関するトピックスの「睡眠」の星印のLFSAのサイト)

http://www.ne.jp/asahi/master/lsfa/pdf.html

の…、一番上のリンク(PDF)

http://www.ne.jp/asahi/master/lsfa/PDF/suimin-totsuzenshi_2017_Ver2_1_Provider.pdf

の、7枚めをご覧ください。最初の1から11はゼロ歳児の月齢、次の1は1歳児全体、2は2歳児全体。つまり、死亡がガクッと減るのは3歳以降なのです。

「じゃあ、2歳もするべきなのか」、これは私も明言はできませんが、このLFSAの先生たち、同じ星印にある中村徳子先生(睡眠チェックと救急対応を以前からずっとおっしゃり続けてきた方です)は、「2歳も」とおっしゃっています。

 

2)時間に関しては、緊急時訓練用ビデオ(安全に関するトピックスのゼロ番)の中に出てくる通り、とにかく、心肺蘇生を開始して効果がある間に始めることが重要である、という点です。救急の観点からすると、15分では遅い(その子をチェックし終えた直後に急変が起き、15分後にまたみて対応を開始したのでは間に合わない確率が高い)ということになります。「じゃあ、10分で必ずするのか」、これも誰も明言できません。ただ、「ニュース」のページで最近の睡眠中の死亡の記事を見ていただくと、「30分後にみると」というような内容が実際にあります。つまり、現時点では「30分に一度ではダメ」という論調のようです。これは言うまでもありませんね…。

 

3)睡眠チェック表については、自治体が指定していないのであれば、自分たちで作っていいわけですし、自治体に「こういう理由で、これを使っています」と監査の時などにしっかり表明したほうがいいと思います。自治体によっては、無意味に細かいチェック表を使うよう言ってきている所も多々ありますから(意味があってしていることとは思えません。多くの自治体では数年前まで「睡眠チェック」という概念自体ありませんでしたし、現状の自治体としては「自分たちはやれと言っていた(=責任を逃れる)」と言えればいいという程度のことでしょうから)。私の考えは、ここの(9月15日加筆)の所と、そこのPDFをお読みください。

http://daycaresafety.org/topics_sleep_safety.html

 

とりあえず、これでいかがでしょうか。まだ足りないと思いますので、お尋ねをお待ちしております。

 

かけふだ

1日3回の与薬は…、園でしなくても大丈夫そう!

  • 2017.10.24 Tuesday
  • 10:27

皆さま、

(下の「インフルエンザ予防」にもコメントをいただいています)

 

園で与薬する件についていろいろ…ですが、このような記事がありましたので。

「こどもの薬の飲ませ方 いろいろあります」

http://www.asahi.com/articles/SDI201710215860.html?iref=com_apitop

 

真ん中あたりにこのように書いてあります。

「保育園・幼稚園に行っているときに「園で飲ませてくれないので、薬を1日2回にしてください」と言われることがよくあります。薬は体重あたり1日に何mgと計算した後に、1-3回に分けるよう用法が決まっています。多くの対症療法の薬は1日2-3回に分けて処方するものなので、そういった希望があれば言ってください。でも、抗菌薬などによっては血中濃度の維持に3回飲む必要があるものがあります。1日3回飲む薬は4-6時間空開ければいいので、朝、園から帰ってきてすぐ、寝る前、の3回飲みましょう。」

 

最後の部分ですね。1日3回飲む薬は、朝、降園後と寝る前でいいらしいのです!(=園で飲ませる必要はない) 保護者の方にもこうお伝えになってみてはいかがでしょうか。

 

かけふだ

インフルエンザ予防について

  • 2017.10.15 Sunday
  • 21:23

スナフキン先生、下のスレッドにコメント、ありがとうございます! 明確に線をひいて取り組んでいらっしゃるご様子、これからも勉強させてくださいませ。

 

今回は、うさぎ先生からインフルエンザ予防についてご質問をいただきました。「これは効くよ!」ということがありましたら、皆さん、ぜひ教えてくださいませ。

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こんにちは。
今年は早い時期からインフルエンザの発生のニュースが入ってきていますが、皆様の保育園のインフルエンザ予防対策を教えてください。これは効果ありということがあればそちらも教えていただけませんか?

昨年度園児100名超中約50名がインフルエンザに罹患し、保護者から「どのような対策をとっているのか?」との投書がありました。湿度管理・朝・夕の保育の区分け方法などについて、ご意見をいただきました。年度末だったため具体的な対策をとらないままインフルエンザは終息しました。今年度は何らかの対策を実施しないとと考えています。

保健所に問い合わせしても、加湿器の使用につては、積極的にはお勧めしませんとの回答でした。理由は保育園では加湿器による湿度管理が期待できないとのことでした。

どなたか回答をお願いいたします。よろしくお願いいたします。

てんかん発作がある子どもの坐薬使用について

  • 2017.10.09 Monday
  • 12:49

スナフキン先生、はな先生(先日、コメントをくださったはな先生とは別の、はな先生ですね)、コメントありがとうございます! 読ませていただきました (^^)v

 

2つ下で、じゅんころりん先生が坐薬の件をお尋ねになっておりました。てんかん発作のあるお子さんについて、次のような文書が出ていますので、ご参考まで。これはあくまても「てんかん発作のあるお子さん」のことですが…。あれ? ということは、この4条件がそろわない場合は、園で坐薬を使ってはいけないということになるのかな…。

「教育・保育施設等におけるてんかん発作時の坐薬挿入に係る医師法第 17 条の 解釈について」

 

お尋ね3つ。特に、ホクナリン、組体操

  • 2017.09.21 Thursday
  • 14:05

 遅くなってしまって、またしてもごめんなさい。

 

1)まずは、たまるん先生から。

(お尋ね)

 昨日の資料3ページのスライド「寝た子を起こすではない。寝ていない保護者はたくさんいる」という文は、どのような意味でしょうか。すでにお話頂いていたら二度手間にしてしまい申し訳ありません。

(お答え)

 お尋ね、ありがとうございます! 「寝た子を起こすな」は、ご存じの通り、「気がついていない(であろう)人に、わざわざ気がつかせる必要はない」という意味で、知らないでいいことは知らなくていいという、きわめて東アジア的な態度です。

 しかしながら、今の保護者の中には、保育施設のリスクについてわかっている人もたくさんいます。かといって、わざわざ「これは危ないのでは?」「どうやって対応しているんですか?」と聞く人も少ないでしょう(そう訊くこと自体、「クレーマー」扱いする園がありますから)。

 じゃあ、保育園側は言わなくていいか。ダメです。だから、「寝た子(親)を起こすな」ではなく、「起きている(けど何も言わない)親に向けて、しっかりリスク・コミュニケーションをしましょう」という意味です。このあたりのリスク・コミュニケーションについては、こちらのページの特にB-1、最初の「概要」をお読みください。

 

2)スナフキン先生からです。ホクナリン・テープについて。

(お尋ね)

 保育所に勤めています。先日、保護者の方に、投薬は医療行為なので断られるのはわかるけど、ホクナリンテープは親が貼るのに、なぜダメなのか?と言われました。薬、ホクナリンは無くす方向でお断りしている状況なので、どのような対応策があるでしょうか。

 

(掛札の答え。皆さん、ご意見をお願いします!)

 お医者さんも、「誤飲したら責任とれないからじゃないか」とおっしゃっているわけですよね。その親御さんのかかりつけ医なのか、園医なのかにもよりますが…。ということは、このリンク先のB-1の中、「シールやパッチを体につけてきた時」の所からリンクを貼ってある手紙を貼って、ご説明してはいかがでしょう。

 それでも貼るという保護者はいるでしょうし、医者によっては「保育園でも、貼っておいていいだろう」という人もいるでしょう。そうなったら、それはそれでしかたありません。医者が「やれ」と言っていることを保育園がダメということはできない…(?)でしょうから。園に言わずに貼ってくる人もいると思います。

 ですから、この手紙を貼って、渡して、「なにかあったらあなたの責任ですよ」と伝えておく。そして、責任の所在を明らかにするため、必ずテープには名前と日付を書いてもらうということです(ホクナリンテープはけっこう園内に落ちています)。もし、名前のついていないテープが落ちているのがみつかったら、全保護者に向けて、再び報告、呼びかけ!です。

 

3)そして、はなまる先生から…。これは…、うーん、うーん。

(お尋ね)

 ご相談ですが、今年も運動会で年長(14名)が組み体操をします。本番に向けてもう特訓中ですが、練習を見ていると1段目の子どもからグラグラしていて、危険を感じてしまいます。スポーツ庁では「安全が確保できない場合は中止にすべき」と言っています。大人の手は入りますが、未就園児に4段はとても危険な事にしか見えないのです。
 職員にいくら話しても、「子どもにやらせたいから」「親が期待しているから」「体操教室の成果を見せないといけないから」で、危険を認識してもらえません。スポーツ振興センターでは小学校以上の事故内容しかわからないので、どれだけ保育園で組み体操の事故があるかは分かりません。どのように伝えたら、組み体操を中止若しくは縮小してもらえるのか、悩んでしまいます。一体、誰のための運動会なのでしょう。

 

(掛札の答え。皆さん、ご意見をお願いします!)

 先生方の言うことはある意味、ごもっとも、です。園が「組体操をやめる」と言っても、保護者が「やめないで」と言うケースは多々あります。

 唯一、私がお伝えしている(お伝えできる)のは、「万が一、深刻な事故が起きた時に、『あれだけ報道されていたのに、まだ組体操をしていたの?』と言われる、そのリスクを背負う覚悟があるのなら…」という点です。それこそ、上の「寝た子を起こす」ではありませんが、たとえば5年前なら、何か起きてもさほどのニュースにもならなかったのかもしれません。けれども、今は違います。明らかに糾弾されます。社会的責任も問われるかもしれません。その時、「保護者の人たちも、やりたいと言ったから」と言っても、保護者の中には心配していた人がいるでしょうし、そういった人たちは「私たちは心配してたのに」と言うはずです(マスコミなどに)。

 保護者の方たち全員に、「組体操をこれまで通り、続けてもいいですか?」というアンケートをとってはいかがでしょう? そのためのアンケートもここ(「組体操・アンケート」)に作ってはありますが、ただ「続けてもいいですか?」でもかまいません。一人でも「やめるべき」「やめたほうがいい」という人がいたら、やめるか、そのお子さんは組体操に入れない。そうしないと、何か起きた時の代償は非常に大きくなってしまいます。

 今年、組体操をなさっても(たぶん)何も起こらないでしょうし、「だから、はなまる先生が心配性なんだよ」「大丈夫って言ったじゃない」と言われるだけです。そして、先生の園ではこれから先、何十年も何も起きないかもしれない。でも、逆に今年、先生の園で死亡事故が起きるかもしれない。あるいは、「やっぱり大丈夫だったよね」と思って続けた、来年。

 私個人は、「高さを伴う競技」という点では、保護者が乳児を抱えて走ったりするものも恐怖なのですが、組体操は「高さ」だけではありません。「上から下を押しつぶす」という要素も加わります。つまり、つぶされた本人の被害だけではなく、つぶした子どもたちの心の傷も考える必要があります。

 先生たちも、組体操の報道についてはご存じだと思います。「これだけ報道されている」という点のリスクを考えていただきたいのですが、いかがでしょうか…。

 

ご参考までに、2016年3月25日の新聞記事の要約を載せておきます。

〔組体操で死亡9人〕 スポーツ庁は3月25日、組体操について国として初めての指針を公表した。学習指導要領に定められた項目ではないため、「確実に安全が確保できると判断した時以外は見合わせる」といった内容で、危険な種目の禁止や高さ制限などは盛りこんでいない。
 指針を定めるにあたり、日本スポーツ振興センターが組体操事故に関連して災害共済給付を支給した事例を分析した。2014年に医療費を給付した8592件中、立ち上がった状態で組む「タワー」が1241件(14%)、手と膝をついた状態で組むピラミッドが1133(13%)と上位を占めていた。6289件を小学校が占め、中学校が1885件。また、2095件が骨折。負傷部位は、頭と首を合わせた割合が、肩車で27.8%、タワー25.6%、倒立13.2%、ピラミッド10.9%と、いずれも学校における運動事故全体の平均5.5%より高い。また、1969年以降、組体操の事故で9人(小学校3件、中学校5件、高校1件)が死亡していたこともわかった。障害が残った事故は92件で、タワーが29件と最も多く、ピラミッド14件、肩車11件、倒立6件等だった(各紙、3月25日)。

〔掛札コメント〕 私が一番びっくりしたのは、わざわざ調べるまで過去の死亡の数がわからなかった、という点です。「確実に安全が確保できると判断」の部分は、単なる責任逃れですね。ケガが起きたら、「判断を間違った施設の責任」と言えばすむのですから。これは今さら驚くことではありません。高さを伴っているので頭と首のケガは当然増えますが、それだけでなく、複数の人間で組むため、全体が崩れると落下だけでなく圧迫も起きます。転落死だけでなく、圧死も起こるということです。

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